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こんにちは、信州どぼくまです。
真冬の現場といえば、土木の 道路除雪業務。
私も長年担当してきましたが、
外から見える以上にキツく、危険で、準備が多い現場 です。
この記事では、
冬季道路除雪のリアルな大変さ、
若手がつまずきやすいポイント、
事前に準備しておくべき装備や考え方 をまとめます。
前回の記事はこちら
→ ※リンク未定 若手に教えたい「現場写真の基本」|出来形・確認写真で失敗しないためのコツ【実務-031】

❄ 1. 除雪現場の「本当の大変さ」
外から見ると「雪をどかすだけ」に見える除雪ですが、
実際は リスクと判断の連続 です。
● 時間帯が不規則
- 降れば深夜・早朝・休日関係なく出動
- 生活リズムが崩れやすく、睡眠不足のリスク
- 年末年始・日祝も関係なし
- 雨雲レーダー・天気予報・道路カメラを何度も確認し、
「積もっているか」「出動すべきか」を判断
● 視界が悪い
- ホワイトアウト
- 路肩が見えない
- 歩行者・一般車の動きが読めない
- 道路の段差・継目でドーザー・バケットが引っ掛かり車体の破損と人的被害。
● 気温で路面状況が一変
- 0℃前後は特に滑る
- 冷え込みでブラックアイスバーン発生
- 塩カル散布の判断が重要
● 精神的な疲労が大きい
- 絶対に事故を起こせない緊張感
- 終わりが見えない作業
- 「雪雲は抜けたはずなのに降り続ける」ことも多い
- 大雪警報・注意報は解除されたのに自分の地域はまだ降り続けてる不安
⚠ 2. 除雪作業で起きやすいトラブル
若手が初めて除雪に出る際、特に多いトラブルです。
- 💥 路肩に落ちる
→ 路肩位置が不明、反射板が埋まる、縁石を乗り越える - 💥 障害物との接触
→ ガードレール、ポスト、側溝蓋、バックミラー - 💥 車両故障
→ 油圧ホース破損、ヒーター不調、ワイパー凍結 - 💥 早朝の一般車との接触事故
→ 通勤ラッシュと重なる - 💥 オペレーターの冷え・脱水
→ 冬でも水分不足になり、集中力が落ちる

🧭 3. 管理側(現場監督)の役割
除雪は「ただの重機作業」ではありません。
監督の判断が、品質と安全を左右する作業 です。
✔ 路線区分ごとの優先順位
- 主要幹線
- バス路線
- 通学路
- 生活道路
✔ 出動判断
- 降雪量
→5cmや10cmなど、地域ごとに除雪基準があります。 - 予測気温
→寒すぎると軽い雪になったり、暖かいと重たい雪になったりと。 - 過去の傾向
→南からの雪雲は大雪になるや、西からの雪雲は山々で動き鈍くなる等、ざっくり傾向で。
✔ 車両配置・ローテーション管理
- オペレーターの疲労管理
※連日除雪が続く場合は、
「1回除雪したら一度休ませる」判断も重要 - 予備車両の確保
※故障時にすぐ乗り換えられる体制
※レンタル会社との事前連絡
✔ シフト調整
- 深夜除雪 → 昼間の通常土木業務
- 無理な連続勤務は事故の元
✔ 役所との情報共有
- 進捗報告(大雪時は特に)
※除雪が間に合ってないと、他会社の路線へ協力しに向かいます。 - 除雪残しへの対応
- 縁石・看板など損傷物の復旧
- 倒木・事故情報の共有
👉 除雪は 地域の安全そのもの に直結します。
🧤 4. 除雪担当者が必ず揃える装備
最低限、これだけは必須です。
・防寒手袋(防水・濡れにくいもの)、予備手袋
・防寒ブーツ(靴底ゴムは柔らかい方が滑りにくい)
・カイロ(背中・腹・足裏)
・反射ベスト
・ヘッドライト(手持ちライト)
・飲み物(冬でも必須/緑茶は利尿作用に注意)
・スマホ用モバイルバッテリー
・凍結防止スプレー(解氷スプレー)
・食料(パン・栄養補助食品など)
※信州どぼくまは、賞味期限の近い防災食の保存パンや栄養補助食品を食べて、新しいのをストックに回してます。(ローリングストック)
・ロープ・ワイヤー(牽引・重機救出用)
「備えがある」だけで事故率は確実に下がります。
📝 5. 現場代理人として若手へ伝えたいこと
経験上、特に重要なのは次の4点です。
✔ ① 路肩は「意識で決める」
- 路肩ポールは降雪前に設置
- 欲張って広く除雪しない
※広くかくことは地域のためになるし交通にもいいが、自分が路肩から落ちたら意味がない。 - 白線が見える前提で動かない
- 反射板・電柱・建物・地形で読む
✔ ② 焦らない人が除雪に向いている
- 急ぐほど事故が増える
- 除雪は ゆっくり・丁寧・確実 が最も効率的
✔ ③ 雪は「変化する材料」
- 夜と昼で路面は別物
- 同じ現場でも時間帯で判断を変える
✔ ④ 人助けはほどほどに(実体験)
過去、大雪で脱輪した県外車を
「責任は取れない」と確認したうえで
重機で牽引ワイヤーで引き上げたことがあります。
当日は感謝されましたが、
後日「バンパーに傷がついた」と修理代請求の電話。
それ以来、
脱輪・スタック車はJAF等へ誘導する方針にしています。
- 除雪車にはドラレコを全車装着
- 事例として若手にも共有
✔ まとめ
冬季道路除雪は、
- 危険
- 不規則
- 精神的負荷が大きい
という ハードな現場 です。
それでも、地域を守る 責任ある仕事 でもあります。
若手のうちに除雪を経験しておくと、
危険予測・段取り・判断力 が大きく鍛えられます。
安全第一で、無理のない体制づくりを心がけましょう。
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【実務-023】冬の現場で役立つ防寒暖房機器|ジェットヒーターから電気毛布まで
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