当サイトにはアフィリエイト広告(楽天市場・Yahoo!ショッピング・Amazon等)を利用した商品紹介が含まれます。
特定の商品を購入・申込みされた場合、当サイトに報酬が発生する仕組みです。詳細は 免責事項・利用規約・広告ポリシー をご確認ください。
特定の商品を購入・申込みされた場合、当サイトに報酬が発生する仕組みです。詳細は 免責事項・利用規約・広告ポリシー をご確認ください。
こんにちは、信州どぼくまです。
今回は、建設・土木業界に興味を持つ方や、これから資格を取ろうと考えている方向けに、「測量士補・測量士の違いと実務での活かし方」について、現場目線で解説します。
そもそも「測量士」ってどんな資格?
測量士とは、国土地理院をはじめとした行政や、建設業界・不動産業界で必要不可欠な”測量”業務を担う国家資格者です。
測量とは、簡単にいえば「土地の形や大きさ、位置関係を正確に記録する仕事」。
道路や橋、建物の設計や施工において「測量が最初の一歩」となるケースも多く、土木業界では基礎中の基礎ともいえる重要な作業です。
- 測量法に基づく「公共測量」では、測量士または測量士補の資格が必要
- 建設会社・設計事務所・不動産業など、幅広い業種で需要あり
測量士補と測量士の違い
項目 | 測量士補 | 測量士 |
---|---|---|
難易度 | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ |
試験内容 | 五肢択一(マークシート) | 記述式あり・実務的知識重視 |
実務権限 | 測量士の補助 | 測量計画の作成や実施の責任者 |
登録要件 | 国家試験合格または所定の課程修了 | 国家試験合格 or 測量士補+実務経験1年以上 |
- 測量士補:いわば“見習い測量士”。主に先輩の補助として働きながら経験を積む
- 測量士:測量業務の計画・管理・責任を持つプロフェッショナル
現場ではどちらの資格が必要?
私の実務経験(17年)をもとにいうと、正直「資格がなくてもやっていける」と思う場面も多いです。
「じゃあ資格なんて必要ないの?」というと、そうでもありません。
中規模・大規模現場なら持っていて損はありませんし、測量作業が多い現場なら「測量士補」で十分対応可能なケースも多いです。
測量士補が役立つ場面
- 道路工事の出来形測定
- 構造物の丁張り出し
- GPS機器・TS(トータルステーション)の操作
- 出来形帳票への記録や報告書作成
※特に「国交省・県発注工事」の出来形管理では、測量士補を持っていると重宝されます。
一方で、公共測量のように「測量計画を立てる」責任が伴う業務や、測量会社での独立開業を目指すなら、測量士の資格が必要です。
測量士補を取得するメリット
- 土木施工管理技士の補完として役立つ(測量の理解が深まる)
- 転職・就職時に「即戦力」として見られやすい
- ICT施工やドローン測量にも応用可能
現場監督の立場でも「測量の流れが理解できていること」は非常に重要。
自分で全て測量しなくても、測量の“意味”と“読み方”がわかるだけで、指示や調整がスムーズになります。
どうやって取得するの?
測量士補
- 試験:毎年5月頃に実施(マークシート式)
- 独学も可能。市販のテキスト・過去問で対策OK
- 理系出身じゃなくても合格可能(私もどちらかというと文系です)
測量士
- 測量士補+実務経験1年以上で受験資格あり
- または、専門の学校・大学での所定課程修了でもOK
- 試験は記述・実務問題も多く、実務経験があると有利
まとめ|現場で測量の知識は“使える武器”になる
- 測量士補は、現場の即戦力として使える
- 測量士は、公共測量や測量会社勤務・独立を目指す人向け
- 測量の基本を理解していると、現場全体がスムーズにまわる
建設業界の中でも、“測量ができる監督”はまだまだ貴重な存在です。
今後、ICT施工や3D測量の需要も高まってくるなか、ぜひ測量の資格・知識を武器にしてみてください。
(※次回:【資格-004】2級舗装施工管理技士の試験体験記に続きます)
コメント