「2026年版」1級土木施工管理技士の勉強法|学科・実地試験対策と時間確保の工夫【資格-002】

資格
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こんにちは、信州どぼくまです。
今回は1級土木施工管理技士の勉強法について、令和8年度(2026年度)の最新情報をもとに書きます。

前回の記事はこちら
「2026年版」2級土木施工管理技士の勉強法【資格-001】

この記事でわかること

  • 令和8年度(2026年度)の試験日程・申込方法の変更点
  • 1級土木施工管理技士の試験概要と2級との違い
  • 第一次検定・第二次検定それぞれの勉強法
  • 仕事をしながら勉強時間を確保するコツ
  • おすすめ教材・テキスト

令和8年度(2026年度)の重要な変更点

1級も2級と同様に令和8年度から変更点があります。受験前に必ず確認してください。

変更点内容
申込方法新受検資格の新規・再受検申請はインターネット申請のみに変更
「第一次検定のみ」の再受検区分廃止過去に受検実績がある方も新規受検者と同一手続きになる
経過措置令和10年度までは旧受検資格と新受検資格の選択が可能
出題数変更(令和6年度〜)力学問題5問が必須問題として追加。出題合計96問→101問、必要解答数65問→70問に変更
受験資格緩和(令和6年度〜)第一次検定は19歳以上であれば学歴・実務経験不問で受験可能に

令和8年度(2026年度)試験日程

区分申込受付試験日合格発表
第一次検定3月23日〜4月6日2026年7月5日(日)2026年8月13日(月)
第二次検定第一次検定合格後に手続き2026年10月4日(日)2027年1月8日(金)

※日程は変更になる場合があります。必ず全国建設研修センター公式サイトでご確認ください。
※1級は年1回のみの実施です。申込期間を逃すと翌年まで受験できません。申込期間は約2週間と短いので注意してください。

1級土木施工管理技士とはどんな資格か

1級土木施工管理技士は、土木工事の現場で監理技術者・主任技術者として配置できる国家資格です。
2級は主任技術者のみですが、1級を取得すると特定建設業の監理技術者にもなれます。

2級との主な違い

項目2級土木施工管理技士1級土木施工管理技士
配置できる立場主任技術者監理技術者・主任技術者
対応できる工事規模一般建設業の工事特定建設業を含む大規模工事
専任技術者一般建設業のみ特定建設業も対応可能
試験の難易度★★★☆☆★★★★☆
受験手数料各6,000円各12,000円


実際の私の資格者証です↓

取得するメリット

  • 監理技術者として大規模工事の現場を担当できる
  • 会社の経営事項審査(経審)のZ点が2級より高く評価される
  • 資格手当・給与アップにつながる
  • 特定建設業の専任技術者になれる
  • 転職・独立時の強い武器になる

受験資格

第一次検定のみ

令和6年度から緩和され、令和8年度中に19歳以上になる方であれば学歴・実務経験不問で受験できます。

第一次検定・第二次検定(旧受検資格・経過措置)

令和10年度までは旧受検資格での受験が可能です。
学歴・指定学科・実務経験年数の組み合わせで受験資格が決まります。
現在受検資格をお持ちの方は旧受検資格で一次・二次を同時に申し込むことができます。

新受検資格(令和6年度〜)

第二次検定の新受検資格は「第一次検定合格後に一定の実務経験を有する者」が対象です。
特定実務経験(請負金額4,500万円以上の工事での監理技術者・主任技術者としての経験)も要件に含まれます。
詳細は全国建設研修センターの受検の手引きで確認してください。

試験の概要

項目第一次検定第二次検定
出題形式四者択一マークシート記述式
出題数101問(必要解答70問)記述問題
合格基準全体60%以上かつ施工管理法(応用能力)60%以上得点率60%以上
受験手数料12,000円(各検定)12,000円(各検定)

令和6年度から力学(土質力学・構造力学・水理学)の5問が必須問題として追加されました。
出題総数・必要解答数が変わっているので古い参考書は要注意です。
また第一次検定は全体の合格基準に加えて施工管理法(応用能力)で60%以上という二重の合格基準があります。

第一次検定の勉強法

過去問中心で進める

1級も基本は過去問の繰り返しです。出題傾向が毎年ほぼ同じなので、過去5年分を繰り返し解くことで合格ラインが見えてきます。
101問中70問解答・60%以上なので、39問以上正解すれば合格ラインです。

戦略として「39問をどの分野で積み上げるか」を最初に決めておくと効率的に進められます。
得意分野で確実に点を取り、苦手分野は深追いしないというメリハリが大事です。

力学問題は令和6年度から必須

土質力学・構造力学・水理学の5問が必須になりました。
2級と同様に捨て問にはできないので、基本的な公式と考え方だけ押さえておきましょう。

施工管理法(応用能力)は別途60%必要

第一次検定で特に注意が必要なのがこの合格基準です。
全体で60%取れていても、施工管理法(応用能力)が60%に届かないと不合格になります。
この分野だけは重点的に対策してください。

第二次検定の勉強法

経験記述は最重要

1級の第二次検定も経験記述の配点が高いです。
品質管理・工程管理・安全管理・環境対策などのテーマから出題されます。
近年はICT施工・建設副産物の再利用・労働安全衛生マネジメントなど最新トレンドを絡めたテーマも増えています。

事前に複数テーマの経験記述を準備しておき、どのテーマが出ても対応できるようにしておくことが大事です。
記述の型(工事概要→問題点→対策→結果)を体に染み込ませておくと本番で書きやすくなります。


現場の「引き出し」を増やす

  • 普段から「施工理由」「安全確保の方法」を意識して現場を振り返る
  • 作文テーマは品質・工程・安全・環境対策など

作文構成(起承転結)

  1. 課題:例)品質管理の重要性(舗装温度管理など)
  2. 検討:管理基準や現場条件の分析
  3. 対策:具体策(施工手順の改善、計測回数増加など)
  4. 成果:数値での改善結果(例:規格値達成率○%)

作文準備のポイント

必ずデータ値や施工管理基準を盛り込む

先輩や協力会社の作文を参考にする

テーマは1つに絞って深掘り

添削指導が効果的

1級の経験記述は2級より求められる水準が高いです。
独学で書いた経験記述を自分で採点するのは難しいので、通信講座の添削指導を活用するのが効率的です。

仕事をしながら勉強時間を確保するコツ

現場監督は時間がない。
これは本当のことです。ただ工夫次第で時間は作れます。
17年の経験から実際に効いた方法をまとめます。

  • 朝の出勤前30分:現場が始まる前の時間が一番集中できる。書類仕事より先に過去問1〜2問やるだけで積み重なる
  • 昼休みの10分:テキストを見るだけでも記憶の定着に効く
  • 夜の書類仕事の合間:連続した勉強時間は取れなくても、細切れで積み上げる
  • 土曜の午前中を勉強タイムに固定する:週1回でも集中できる時間を確保するとペースが作りやすい
  • 参考書は1冊に絞る:何冊も広げるより1冊を完璧に仕上げる方が定着する

現場が忙しい時期(年度末・繁忙期)は勉強が止まります。
それは仕方ない。忙しくない時期に前倒しで進めておくことが合格への現実的な道筋です。

おすすめ教材

第一次検定向け

第二次検定向け

よくある質問

Q. 2級なしでいきなり1級を受験できますか?

第一次検定は令和6年度から19歳以上であれば受験できます。
ただし第二次検定の受験には実務経験が必要です。
2級を取得してからステップアップするルートと、最初から1級を目指すルートの両方があります。

Q. 合格率はどのくらいですか?

第一次検定は例年50〜60%前後、第二次検定は30〜40%前後です。
2級より難易度が高くなりますが、しっかり対策すれば十分狙える資格です。

Q. 勉強時間はどのくらい必要ですか?

実務経験がある現場監督であれば、第一次検定は1日1〜2時間・4〜6ヶ月が目安です。
第二次検定は経験記述の完成度次第なので、3〜4ヶ月前から準備を始めることをおすすめします。

合格して感じたこと

  • 自分は学科合格→翌年実地合格の2段階だった
  • 「二度と勉強したくない」という気持ちがモチベーションに(笑)
  • 合格後は現場代理人として責任ある立場に就き、収入・信頼も向上
  • 転職にも有利で、選択肢が広がる資格
  • 資格だけで現場を回せるわけではないが、土木業界でステップアップを狙うなら必須級

この記事のまとめ

  • 令和8年度から申込はインターネットのみ・「第一次検定のみ」の再受検区分廃止など変更点あり。令和10年度まで旧受検資格の経過措置あり
  • 2026年度の試験日程:第一次検定7月5日・合格発表8月13日、第二次検定10月4日・合格発表2027年1月8日
  • 1級は年1回のみ。申込期間は約2週間と短いので見逃し厳禁
  • 令和6年度から力学5問が必須追加・出題101問・解答70問に変更。施工管理法(応用能力)は別途60%必要
  • 第一次検定は過去問の繰り返し・得意分野で39問を積み上げる戦略が有効
  • 第二次検定の経験記述は複数テーマを事前準備。添削指導を活用すると精度が上がる

最新の試験情報は必ず全国建設研修センター公式サイト(jctc.jp)で確認してください。

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ほか参考記事リンク

※2026/5 内容を一部加筆修正しました

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