建設業と保険の考え方|現場監督から経営者になって見直した話【実務-008】

02_実務・現場ノウハウ
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はじめに

こんにちは、信州どぼくまです。
建設業に携わっていると、必ずと言っていいほど「保険に入りましょう」と営業さんから声をかけられます。
現場監督の頃も、経営者になってからも同じで、営業相手が保険会社である以上「入った方がいい」と言われるのは当然ですよね(笑)。

もちろん、会社として必要な保険(労災や損害保険など)はしっかり加入しています。
ただ、個人としての医療保険・生命保険については、今ではかなり考え方が変わりました。

前回記事はこちら↓
現場代理人が常備しておきたい道具まとめ(車載装備編)【実務-007】

建設業における労災保険の実務Q&A 改訂第2版


過去に加入していた保険

20代〜30代前半の頃は「万が一に備えて」と思い、さまざまな保険に入っていました。

  • 個人年金保険
  • 貯蓄型保険
  • 一生涯型の医療保険+3大疾病保険

これらをまとめると、月々の保険料は 約2万5千円
当時は「将来の安心」だと思っていましたが、実際は家計への負担が重く、手数料も高いものでした。


保険を見直した理由

制度を学んでいくと、公的保障が意外と手厚いことを知りました。

  • 高額療養費制度:医療費には自己負担の上限がある
  • 労災保険:現場でのケガは労災が基本
  • 遺族年金:万が一の場合は家族への保障がある

これらを踏まえると、民間保険に厚く入らなくても、十分生活は守れると感じました。


現在の保険と考え方

見直しの結果、今は以下の内容に絞っています。

  • 掛け捨て医療保険(正直これも解約候補)
  • 生命保険(遺族年金で足りない部分のみ補填)

→ 月々の保険料は 約6千円 に減少。

浮いたお金は 貯蓄と新NISA に回し、将来の資産形成に活かしています。


住宅ローンと保険の関係

今後、住宅を購入すれば 団体信用生命保険(団信) に加入します。
団信があれば、現在の生命保険をさらに減らすことが可能です。
住宅ローンと生命保険を組み合わせれば、月々の負担はさらに軽くなります。


保険より大切だと思うこと

個人保険を厚くするよりも、まずは以下が大事だと考えています。

  • 生活防衛資金の確保:私は生活費6か月分を貯蓄
  • 健康診断・人間ドックの受診:早めの発見が最大のリスク回避
  • 体は一生乗る車:建設業の方は車好きな人が多いですが、体も“メンテ必須のマシン”と考えれば納得できるはず

個人保険は相互扶助の仕組みです。
過剰に加入して高い手数料を払うよりも、最低限にとどめ、その分を自分と家族の資産づくりに回す方が合理的だと思います。


まとめ

  • 保険営業は必ず「入りましょう」と言うが、公的制度を知れば過剰加入は不要
  • 必要なのは最低限の生命保険と、生活防衛資金・健康管理
  • 浮いた分は資産運用(NISAなど)に回すのが効率的

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