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こんにちは、信州どぼくまです。
今回は、冬の現場で17年間働く中で、
毎年のように必ず起きる“冬特有のミス” をまとめました。
冬は気温・凍結・日照の影響が大きく、
「普段なら起きないトラブル」が一気に増える時期です。
特に若手監督・技能者に向けて、
現場で本当に起きやすいミスと、すぐできる対策 を分かりやすく整理します。
前回の記事はこちら
→ 化学物質規制の改正と現場対応|安全意識を見直すきっかけに【実務-028】
❄ 1. 朝の凍結で段取りが遅れる
冬の朝は、
- 足場
- 法面
- 型枠
- 鉄板
- 凍結した残土
などが想像以上に滑るため、段取りが遅れるのが毎年の定番ミスです。
よくあるケース
- 丁張りの設置位置が凍って掘れない
- バケットに土が張り付いて落ちない
- 法面がツルツルで人が上がれない
- アイスバーンで搬入車が入れない
- 朝は凍結していた掘削面が、気温上昇で緩み崩れる
対策
- 前日に「凍結を前提にした段取り」を組む
- 朝一は危険な斜面・足場に近づかない
※昇降足場の設置や迂回を検討 - 丁張りは前日夕方のうちに設置
※もしくはハンマードリル等で掘れる準備 - 凍結しやすい場所はブルーシートで養生
- 早朝は「作業開始時間をずらす」判断も必要
🔋 2. バッテリー工具・測量機器の起動トラブル
冬は
バッテリーの立ち上がりが遅い=ミスの元。
よくあるミス
- インパクト・丸ノコの回転が遅い
- レーザーが水平を拾わない
- TS(トータルステーション)や杭ナビがエラー連発
- バッテリー残量が一気に減る
対策
- バッテリーは車内で保温
- サブバッテリーを多めに積載
- 朝の測量は「30分早く準備」
- レーザーは暖機時間を確保
- 日陰を避け、日が当たる場所から作業開始
📸 3. 出来形写真の「白飛び・影」問題
冬は太陽の角度が低く、
影が長く落ちやすい季節です。
よくある写真ミス
- 自分やメジャーの影が写り込む
- 雪で白飛びする
- 風でメジャーが垂れる
- 手がかじかんで手ブレ
- 夕方の暗さで写真がブレる
対策
- 撮影位置を少しずらして影を避ける
- アングルを低くして影を消す
- 午前・午後の光が厳しい時間帯を避ける
- 冬はスマホよりデジカメの方が安定
🌇 4. 午後の「日没前ラッシュ」での判断ミス
冬は16時を過ぎると一気に暗くなります。
その結果、
- 「あと少しだからやっちゃおう」
- 「明日でもいいけど今日のうちに…」
という焦りから判断ミスが増えがちです。
よくあるミス
- ラスト5分の作業でのケガ
- 無理な重機移動
- 明るさ不足による寸法誤差
- 残材の置き忘れ → 翌朝凍結で危険
対策
- 冬は「16時で作業判断する基準」を作る
- 無理せず翌日に回す
- 残材片付けは早めに開始
- ワークライトを準備し、照明確保
🚚 5. 路面凍結・車両移動でのヒヤリ
冬の現場事故で最も多いのが、
車両のスリップ・横滑りです。
特に注意したい場面
- 日陰部分の凍結
- キャタピラの乗り移り
- ユニック車の後退
- 舗装現場の朝一の路面
対策
- 積雪がなくても油断しない
- スタッドレスの摩耗・製造年を確認
- 降雪前後は「危険日」として行動
- 車両誘導員を増やす
- 迷ったら必ず誘導を付ける
✔ まとめ|冬の現場は「ゆっくり・早め」が鉄則
冬は
「焦り」+「視界不良」+「凍結」
が重なり、ミスや事故が起きやすい季節です。
冬の現場で意識したい3つのポイント
- 段取りは「冬前提」で考える
- 測量・写真は時間に余裕を持つ
- 日没の早さを見越して作業時間を調整
寒い時期ですが、
ゆっくり・早めの判断を心がけるだけで事故は大きく減ります。
安全第一で冬を乗り切りましょう。
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