冬の現場でやりがちなミス5選|17年の現場経験から学んだ注意点と対策【実務-029】

実務・現場ノウハウ
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こんにちは、信州どぼくまです。
今回は、冬の現場で17年間働く中で、
毎年のように必ず起きる“冬特有のミス” をまとめました。

冬は気温・凍結・日照の影響が大きく、
「普段なら起きないトラブル」が一気に増える時期です。

特に若手監督・技能者に向けて、
現場で本当に起きやすいミスと、すぐできる対策 を分かりやすく整理します。

前回の記事はこちら
化学物質規制の改正と現場対応|安全意識を見直すきっかけに【実務-028】


❄ 1. 朝の凍結で段取りが遅れる

冬の朝は、

  • 足場
  • 法面
  • 型枠
  • 鉄板
  • 凍結した残土

などが想像以上に滑るため、段取りが遅れるのが毎年の定番ミスです。

よくあるケース

  • 丁張りの設置位置が凍って掘れない
  • バケットに土が張り付いて落ちない
  • 法面がツルツルで人が上がれない
  • アイスバーンで搬入車が入れない
  • 朝は凍結していた掘削面が、気温上昇で緩み崩れる

対策

  • 前日に「凍結を前提にした段取り」を組む
  • 朝一は危険な斜面・足場に近づかない
    ※昇降足場の設置や迂回を検討
  • 丁張りは前日夕方のうちに設置
    ※もしくはハンマードリル等で掘れる準備
  • 凍結しやすい場所はブルーシートで養生
  • 早朝は「作業開始時間をずらす」判断も必要

🔋 2. バッテリー工具・測量機器の起動トラブル

冬は
バッテリーの立ち上がりが遅い=ミスの元

よくあるミス

  • インパクト・丸ノコの回転が遅い
  • レーザーが水平を拾わない
  • TS(トータルステーション)や杭ナビがエラー連発
  • バッテリー残量が一気に減る

対策

  • バッテリーは車内で保温
  • サブバッテリーを多めに積載
  • 朝の測量は「30分早く準備」
  • レーザーは暖機時間を確保
  • 日陰を避け、日が当たる場所から作業開始

📸 3. 出来形写真の「白飛び・影」問題

冬は太陽の角度が低く、
影が長く落ちやすい季節です。

よくある写真ミス

  • 自分やメジャーの影が写り込む
  • 雪で白飛びする
  • 風でメジャーが垂れる
  • 手がかじかんで手ブレ
  • 夕方の暗さで写真がブレる

対策

  • 撮影位置を少しずらして影を避ける
  • アングルを低くして影を消す
  • 午前・午後の光が厳しい時間帯を避ける
  • 冬はスマホよりデジカメの方が安定

🌇 4. 午後の「日没前ラッシュ」での判断ミス

冬は16時を過ぎると一気に暗くなります。
その結果、

  • 「あと少しだからやっちゃおう」
  • 「明日でもいいけど今日のうちに…」

という焦りから判断ミスが増えがちです。

よくあるミス

  • ラスト5分の作業でのケガ
  • 無理な重機移動
  • 明るさ不足による寸法誤差
  • 残材の置き忘れ → 翌朝凍結で危険

対策

  • 冬は「16時で作業判断する基準」を作る
  • 無理せず翌日に回す
  • 残材片付けは早めに開始
  • ワークライトを準備し、照明確保

🚚 5. 路面凍結・車両移動でのヒヤリ

冬の現場事故で最も多いのが、
車両のスリップ・横滑りです。

特に注意したい場面

  • 日陰部分の凍結
  • キャタピラの乗り移り
  • ユニック車の後退
  • 舗装現場の朝一の路面

対策

  • 積雪がなくても油断しない
  • スタッドレスの摩耗・製造年を確認
  • 降雪前後は「危険日」として行動
  • 車両誘導員を増やす
  • 迷ったら必ず誘導を付ける

✔ まとめ|冬の現場は「ゆっくり・早め」が鉄則

冬は
「焦り」+「視界不良」+「凍結」
が重なり、ミスや事故が起きやすい季節です。

冬の現場で意識したい3つのポイント

  • 段取りは「冬前提」で考える
  • 測量・写真は時間に余裕を持つ
  • 日没の早さを見越して作業時間を調整

寒い時期ですが、
ゆっくり・早めの判断を心がけるだけで事故は大きく減ります。
安全第一で冬を乗り切りましょう。

次の記事の紹介と、関連リンクです。
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