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こんにちは、信州どぼくまです。
今回は「現場監督に向いている人・向いていない人」をテーマに、17年の現場経験と採用する側の視点から書きます。
前回の記事はこちら
→ 建設業ってガラが悪い?|昔と今の現場事情を17年の経験で本音解説【実務-065】
この記事でわかること

- 現場監督に向いている人の特徴
- 向いていない人のパターン
- 採用する側が実際に見ているポイント
- 向いていなくても続けられる人の共通点
- 転職・就職前に自分の適性を確認する方法
「向いているかどうか」は入ってみないとわからない部分もある
最初にこれを言っておきます。
向いているかどうかは、正直入ってみないとわからない部分が大きいです。
「絶対向いていると思っていたのに続かなかった」人も、
「向いていなさそうだったのに長続きした」人もたくさん見てきました。
ただ、長く続いている人・伸びている人には共通する特徴があります。
逆に早めに離れていく人にも共通したパターンがあります。
それを採用する側・教える側の視点からまとめます。
現場監督に向いている人の特徴
①責任感があって最後までやり切れる
これが一番重要です。
現場監督の仕事は、工事の完成まで責任を持つことです。
途中で投げ出す・「あとは誰かがやる」という意識では現場は回りません。
工程が遅れていても、天気が悪くても、職人さんとトラブルがあっても、最後までやり切る責任感がある人は間違いなく向いています。
段取り力もここに含まれます。
「明日何が必要か」「来週の工程はどうなるか」を先読みして準備できる人は、現場でどんどん頼られるようになります。
②コミュニケーションが取れる(うまくなくていい)
職人さん・役所・施主・元請・近隣住民
——現場監督は毎日いろんな立場の人と話します。
うまく話せなくていいですが、「話そうとする姿勢」があるかどうかは大きな差になります。
口下手でも、報連相をきちっとやる人は信頼されます。
逆に話がうまくても、報告が遅い・連絡を忘れる人は現場でトラブルを起こしやすいです。
③体力より「タフさ」がある
体力は後からついてきます。
ただ精神的なタフさは最初からある程度ないと厳しいです。
理不尽なクレーム・天候トラブル・工程の遅延
——想定外のことが毎日起きるのが現場です。
それをいちいち引きずらずに切り替えられる人は長続きします。
④ものづくりに興味がある
「道路ができていく過程が面白い」「構造物が形になっていくのが好き」
という感覚がある人は、きつい場面でも続けられます。
仕事への興味がゼロだと、しんどい時期に踏ん張れなくなります。
⑤細かいことを気にできる
現場では「なんとなく」では済まない場面が多いです。
図面の寸法・材料の数量・安全管理のチェック
——細かいことをきちっと確認できる人は、現場でのミスが少ないです。
大雑把すぎる人は、後から手戻りが増えて自分が一番大変になります。
現場監督に向いていない人のパターン
①仕事を途中で投げ出す癖がある
「なんか違う」「思っていたのと違う」という理由でやめていく人は、どの職場でも同じことを繰り返す傾向があります。
現場監督の仕事は最初の1〜2年が一番きつくて、その時期に踏ん張れるかどうかで大きく変わります。
②報連相ができない
報告・連絡・相談ができない人は現場で確実に詰まります。
問題を抱え込んで、手が付けられなくなってから発覚するパターンが一番困ります。
「悪い情報ほど早く報告する」ができない人は向いていないと感じることが多いです。
③臨機応変が極端に苦手
現場では計画通りに進まないことが日常です。
天気・材料の納期・職人さんの都合
——予定が変わることが前提で動けない人は、毎日ストレスを抱えることになります。
④屋外・体力仕事が根本的に無理
夏の炎天下・冬の氷点下・雨の中での作業
——これが根本的に無理という人は、続けること自体がしんどくなります。
体力は鍛えられますが、屋外仕事への拒否感は簡単には変わりません。
⑤プライドが高すぎて素直に聞けない
特に前職でそれなりのポジションにいた人が転職してきた場合、職人さんや先輩監督から教わることを素直に受け入れられないケースがあります。
現場の知識・経験は年数に比例する部分が大きいので、最初は素直に吸収できる人の方が伸びます。
採用する側が実際に見ているポイント
採用面接する側が見るポイントは、職人・作業員と現場監督で少し違います。
※各社いろいろな考えがあるとは思いますが。
職人・作業員の場合
よく言われるのは持久力や体力・タフさ・健康状態です。現場作業は身体が資本です。
どれだけ技術があっても、体が続かなければ現場に立てません。
面接よりも、実際に現場に入ってもらったときの動き・持久力・体の使い方の方が正直なところ参考になります。
健康的かどうかは暑い中でも寒い中でも、長く働いてもらえるかどうかに直結します。
現場監督の場合
一番重視するのは職人さんと同じくと、+コミュニケーション力です。
職人さん・役所・施主・元請
——全方位で話せるかどうかが現場監督の仕事の根幹です。
口がうまい必要はないですが、報連相をきちっとできるか・困ったときに相談できるか・相手の話を聞けるかという部分は大事だと思います。
資格の有無・学歴より「この人と一緒に現場に入れるか」という感覚の方が、採用判断に影響することが多いと思います。
「向いていない」と思っても続けられる人の共通点
「自分は向いていないかもしれない」と思いながらも続いている人を何人も見てきました。
そういう人に共通しているのは、なんだかんだ「現場が嫌いじゃない」という感覚があることです。
きついけど嫌いじゃない
——これが続けられる一番の条件かもしれません。
向いているかどうかを考えすぎる前に、まず経験してみることをおすすめします。
最初の1年は誰でもきついので、そこで判断するのは少し早いです。
転職・就職前に自分の適性を確認するには
実際に入る前に適性を確認する方法として、こういう問いかけが参考になります。
| 問い | 向いている人の答え | 注意が必要な答え |
|---|---|---|
| 屋外・体力仕事は大丈夫? | 苦にならない・慣れればいける | 根本的に無理・絶対嫌 |
| 計画が変わったらどうする? | その場で対応を考える | パニックになる・嫌になる |
| 理不尽なクレームを受けたら? | 気持ちの切り替えができる | 引きずって仕事に影響する |
| ものが完成していくのは好き? | 面白いと感じる | 特に興味はない |
| 困ったとき、まず誰かに相談する? | 早めに相談する | 一人で抱え込む |
全部「向いている」じゃなくても大丈夫です。
ただ「注意が必要」が多い場合は、入る前に現場見学や短期バイトで雰囲気を確認しておくことをおすすめします。
↓建設業への転職を考えている方はこちらも
建設業へ転職するなら|現場目線で考える会社の選び方【実務-054】
建設業へ転職するには?【実務-055】
建設業はきつい?現場監督17年が本音で解説【実務-064】
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この記事のまとめ

- 向いているかどうかは入ってみないとわからない部分が大きい。ただ続いている人・伸びている人には共通した特徴がある
- 一番重要なのは責任感と段取り力。仕事を最後までやり切れるかどうかが長く続けられるかを左右する
- コミュニケーションはうまくなくていい。報連相をきちっとやれるかどうかの方が大事
- 採用する側はスキルより「この人と現場に入れるか」という感覚を重視している
- 「きついけど嫌いじゃない」という感覚がある人は、向いていないと思っていても続けられる可能性が高い
- 最初の1年で判断するのは早い。まず経験してみることが一番の適性確認になる
次の記事の紹介と、関連リンクです。
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