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こんにちは、信州どぼくまです。
今回は「新人現場監督が最初の1年で意識すべきこと」というテーマで、これから土木の世界に飛び込む方、現場監督として一歩を踏み出す方に向けて、私自身の経験をもとにお話ししていきます。
新人の1年目がいちばん大事な理由
現場監督としての最初の1年は、まさに“地ならし”の期間。
どんなに優秀な人でも、現場の人間関係・工事の流れ・書類の作り方など、最初はわからないことだらけです。
でも、この1年で「この子は伸びるな」「ちゃんと向き合ってるな」と思ってもらえれば、その後のサポートや信頼が全然違います。
最初の1年で意識してほしいこと5つ
① 挨拶・返事・報告は“元気よくハッキリ”
まずはこれだけでOK。
これだけ?と思うかもしれませんが、やる気・元気は現場で最重要です。
建設業界は体育会系の文化も根強く、なよなよしているより元気いっぱいのほうが信頼を得やすいです。
- 「おはようございます!」
- 「わかりました!」
- 「すみません、●●の件ですが……」
知識や経験がなくても、まずは態度で信頼を築きましょう。
逆に返事が曖昧だと「やる気あるのか?」と思われてしまいます。
② わからないことは素直に聞く(調べる姿勢も忘れず)
「こんなこと聞いたら恥ずかしいかな…」という気持ちは自然です。
しかし、現場は“わからないままやる”ほうが事故やミスの原因になります。
聞くときは、
「少し調べたんですが、ここが不安なので確認させてください」
といった“丸投げしない聞き方”がベストです。
また、過去の竣工書類や資料に目を通し、自分なりに調べてから質問する習慣を持ちましょう。
③ 現場は「観察」と「記録」が命
最初は現場の全体像がつかみにくいですが、よく見るだけでも学びは多いです。
- 誰がどんな作業をしているか
- 作業の進む順番
- 危険箇所とその注意喚起方法
気づいたことは必ずメモ。
特に安全管理は重要で、労災や第三者災害の防止にも直結します。
④ 書類・写真は「整理」と「習慣化」
現場監督の評価は「現場だけ」で決まりません。
- 写真の撮り忘れ
- 提出書類の漏れ
これらがあると信頼を損ないます。
整理のポイント
- 撮影データは毎日パソコンに取り込み、日付フォルダに整理
- 「いつ・どこで・何の作業」か簡潔なメモを添える
- データ紛失防止のためバックアップを確保
※私が入社した頃はまだフィルムカメラも使われており、現像前のフィルム紛失に緊張した記憶があります。
⑤ 現場は“段取り”と“コミュニケーション”の世界
監督の役割は「人を動かす」こと。
そのために必要なのは事前の計画と情報共有です。
- 誰が・いつ・どの作業をするか
- 材料や機械の搬入予定
- 他業者との作業調整
新人のうちは先輩の段取り表やホワイトボードの書き方を参考にし、少しずつ自分の型を作っていきましょう。
失敗しても大丈夫。次に活かせばいい
失敗は誰にでもあります。
杭打ち位置の間違い、打設時間の勘違いなど、私も数え切れないほど経験しました。
重要なのは、
- なぜ失敗したか
- 次はどう防ぐか
この2点を振り返り、改善につなげることです。
まとめ
新人現場監督が最初の1年で意識すべきことは、知識よりも姿勢と行動です。
- 挨拶・報連相をしっかり
- わからないことは素直に聞く
- 現場をよく観察しメモを取る
- 書類・写真整理を習慣化
- 段取りとコミュニケーションを意識する
この5つだけで、信頼度は飛躍的に上がります。
厳しさもやりがいも大きい現場の世界で、まずは“基礎づくり”の1年を大切にしてください。
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